Prime Axis 転職支援コンテンツシリーズ
目次
1. 入社してみたら「思っていたのと違った」
転職して数ヶ月、「なんだか違和感がある…」という声を、私たちはよく耳にします。
仕事内容は希望通り、条件も悪くない。それなのに“しっくりこない”──その原因は、企業選びの“基準”が曖昧なまま意思決定してしまったことにあります。
面接で好印象を持った、年収が上がる、リモート可能──それ自体が悪いわけではありません。
しかし、それが“自分のキャリア軸に照らしてどうなのか”という視点が抜けていると、環境に合わせることが目的化し、納得感のない日々に繋がります。
2. 「会社」は変化し続ける生き物
組織は常に変わります。経営陣が代わる、戦略が変わる、上司が変わる。
つまり、今の居心地がよくても、将来もずっと自分に合うとは限らないのです。
日本では、終身雇用制度の形骸化と共に、企業の平均寿命が短くなっています。
平均就業年数よりも企業の平均寿命が短いというデータもあり、転職がキャリアの前提となる時代です。
だからこそ、「会社そのものを信じる」のではなく、「変化しても自分の軸と合っているか」で見極めることが大切です。
“会社と結婚するな”という言葉は、安定や看板に安心しすぎないための戒めでもあります。
3. 「軸」があると企業選びにブレがなくなる
自分の軸(価値観・特徴・志向)が明確であれば、企業や職種の選択も基準を持って判断できます。
たとえば、「チームで協働しながら成長できる環境を大切にしたい」という軸がある人は、個人主義が強い営業スタイルの会社ではモヤモヤするかもしれません。
逆に、軸があることで「今は給与よりも挑戦できる環境が優先」と自覚できれば、入社後に環境が変わっても、どこでならやり直せるかの目星も立ちます。
4. 軸で会社を見極める方法
Prime Axisでは、求人提案の前に「その人の軸に合った環境か?」を徹底的に検討しています。
・求人票に書かれた条件だけではなく、企業文化、マネジメントの特徴、成長フェーズとの相性など
・過去の転職理由との連動や、「何を避けたいか」の棚卸し
企業の変化はコントロールできません。だからこそ、“変わらない自分の軸”を起点に、会社を見極めるスタンスが求められるのです。
5. 面接対策にもなる「軸ストーリー」
軸が明確であれば、面接でも自信を持って話せます。
「なぜこの会社を選んだのか」「今後どうなっていきたいか」といった質問にも、過去→現在→未来が一本線で繋がるように語れるようになります。
軸が明確であれば、面接でも自信を持って話せます。
「なぜこの会社を選んだのか」「今後どうなっていきたいか」といった質問にも、過去→現在→未来が一本線で繋がるように語れるようになります。
採用担当者は、志望動機に“本人の価値観”が現れているかを見ています。
軸に基づいたストーリーは、表面的な回答よりもずっと心に残るものになります。
たとえば、「挑戦できる環境が欲しい」という軸を持つ人がいたとします。
その人が「このベンチャー企業は新規事業の立ち上げや意思決定のスピード感があり、自ら考えて動ける文化がある。だからこそ、私の“挑戦志向”という軸とフィットしていると感じた」というように、自分の価値観をベースに語ることで、企業側にも納得感が伝わります。
このように、軸を起点にした志望動機は、あなたの個性とキャリアの方向性を印象づける強力な武器になるのです。
6. 「会社選び」は、あなたの人生選び
会社への転職はゴールではなく、手段とスタートです。
あなたの人生にとって“今”どんな会社で働くのがベストか──その問いに向き合えるのが、軸を持つことの価値です。
だからこそ、「会社が変わっても、自分は変わらない」。
そう言える自分であるために、キャリアの選択には“軸”というコンパスが必要です。
企業に入ること(就社)が目的になってしまうと、入社後のギャップに苦しむことになります。
しかし、本質は『どんな仕事を通じて、どんな価値を発揮したいか』という、“就職”の視点にあります。
軸を持つことで、企業という看板に依存せず、自分の意思で仕事を選び取る力が養われます。
自分に合った会社を“軸”で見極めるために